フロンティアすみだ塾(第19期)第10回講義「明日のすみだを拓く大交流会」を実施しました!

令和7年2月1日(土曜日)、 フロンティアすみだ塾(第19期)第10回講義を実施しました。
第10回目の講義は、全国各地の関塾の塾生やその関係者等の多くの方が参加する「明日のすみだを拓く大交流会」となっており、約150名の方が全国各地から参加してくださいました。
今回の活動報告も、 すみだ次世代経営研究協議会 副会長 フロンティアすみだ塾15期生の 株式会社ショコラティエ川路の川路がお送りいたします。
そして、昨年に引き続き私は、司会という大役も務めさせていただきました。
昨年の司会の思い出といえば、スタートの掛け声の際に、最高にテンションを上げて盛り上げようと思った大事な部分を噛んで失笑をいただいた苦い記憶があり、めちゃくちゃ練習いたしました!!
おかげて、今年は素敵なスタート宣言ができました。
すみだ塾の20周年を祝うとともに、世代や地域を超えた交流が行われ、普段なかなか会えない方々との再会や、新たな出会いが生まれる場となり、終始温かい雰囲気に包まれていました。
開会後の関塾頭による講演では、変化の時代において、中小企業がどのように経営を続けていくべきか、実際の事例を交えながらお話しいただきました。
市場の変化への適応、事業承継の課題、M&Aの動向など、具体的な視点からのお話は、参加者にとって学びの多い時間となりました。特に、M&Aに関するリスクや持株比率の影響についての説明は、経営判断の重要性を再認識させられるものでした。
その後のパネルディスカッションでは、「事業承継を乗り越えて」というテーマのもと、3名の経営者が登壇しました。トラスト企画株式会社の椎名 弘直 氏は、第三者承継の難しさと、それを乗り越えるための決断についてお話しされました。ヒューグルエレクトロニクス株式会社の一瀬 康剛 氏は、企業再建型の事業承継における取組について語られました。株式会社日光プロセスの原田 一徳 氏は、縮小する市場の中でどのように事業を転換し、新たな成長へとつなげたのかをご紹介くださいました。
それぞれの実体験を交えたお話はとてもリアルで、事業承継が単なる引継ぎではなく、新たな挑戦の連続であることを改めて感じる機会となりました。
グループディスカッションでは、経営者同士が業種を超えて意見交換をしました。事業承継の準備期間の重要性や、後継者がどのように社内外の信頼を築くかについて活発な議論が行われました。また、社員のモチベーションを維持し、企業の成長を支えるための工夫についても、それぞれの会社の取組が共有されました。
短い時間ではありましたが、同じ経営の立場だからこそ分かり合える部分も多く、有意義な時間となりました。
懇親会では、地域や業種を超えたつながりがさらに深まりました!!
いわきや秋田、八王子など遠方から参加された方々との再会を喜ぶ場面も多く、顔を合わせて話すことで改めて信頼関係を強めるきっかけとなりました。特に、第三者承継の難しさや、事業の転換期における意思決定について個別に相談される方が多く見られました。同じ経験を持つ方と直接話せる機会は貴重で、経営に向き合う上での心強い支えになったと感じます。
今回の大交流会を通じて、人とのつながりの大切さを改めて実感しました。異業種の方々と交流することで新たな視点を得ることができ、自身の経営に活かせる学びがたくさんありました。フロンティアすみだ塾が20年間で築いてきたネットワークの力が、こうした機会を通じてさらに強くなっていくのを感じました。
これからの時代に求められるのは、変化を恐れずに挑戦し続ける姿勢です。
20周年という節目を迎え、すみだ塾のネットワークをさらに活性化し、塾生同士の結束を深めながら、新たな学びと挑戦の場を広げていきたいと思います。今回の交流会が、皆さまにとって有意義な時間となっていれば嬉しいです。