フロンティアすみだ塾(第19期)第3回講義を実施しました!
令和6年7月13日(土曜日)、14日(日曜日)の2日間に渡り、
フロンティアすみだ塾(第19期)の第3回講義を実施しました。
今回の活動報告も、
すみだ次世代経営研究協議会 副会長
15期生の株式会社ショコラティエ川路の川路がお送りいたします。
第3回講義は、猪田昭一税理士事務所 代表の猪田 昭一 講師による
経営シミュレーションゲームです。
猪田講師は、フロンティアすみだ塾の9期生でもあります。
私も現役生の時に猪田講師に講義をしていただいたのですが、
個人的にいつもとても印象に残るお話が、猪田講師の事業承継のお話です。
猪田講師は、墨田区で婦人服販売を行う後継者でもありました。
今も猪田講師のご実家は、お母様が婦人服の販売をされていらっしゃいます。
しかし、猪田講師は多くの選択肢の中から自分は継がず、廃業という選択をされた、現役生にとって、とても貴重な先輩です。
「必ず会社を継がなくてはいけない。廃業してはいけない。」
という固定概念が後継者には少なからずあるのではないかと思います。
廃業という選択だけではなく、常日頃から選択肢を自ら狭めていないかを自問自答いたします。
多くの選択肢がある状況を作り、その中から総合的な判断を、様々な情報から決断し、責任をとるのが経営者だと毎年、思い出させてくださります。
MGゲームは、ヒト・モノ・金(情報)の視点から流れる市場を瞬時に判断する経営シミュレーションゲームです。
すみだ塾においては、チームビルディングの役割もありますが、経営者として自分に足りないところを自覚するためのゲームでもあります。
また、講義には、修了生の中から補助講師として6名が2日間に渡り参加していただきました。
補助講師はゲーム進行や決算書作成の補助をしてくださいますが、ゲームに勝つためのアドバイスはしてはいけない決まりがあります。
その理由は、人に言われたことは、その日はできるがその後続かない。でも自分で気づいたことは記憶に残り、行動できるからです。
毎年白熱するMGゲームは、今までとはまったく違う市場になり、修了生として見ていても本当に楽しかったです!
MGゲームは楽しいだけではなく、自分自身の会社運営の振り返りでもあります。
実際にゲームを行い、決算書を作成することで、
「人を雇うことってこんなにお金がかかるのか。」という新しい発見をしたり、
「市場をよく見ていたのか。ブルーオーシャンという知識があっても、実際に実行できない。」という自分の視野の狭さを反省したりするなど、
現役生は、2日間常に選択し続ける状況に脳が悲鳴をあげていました。
また、自分の性格のウィークポイントや同期の性格や尊敬するところなどを発見し、MGゲームのもう一つの意味でもある、チームビルディングも成功し、19期生の結束力はさらに強まりました。
そして今回の優勝者は、最年少の合同会社GadgeTanker 古谷野代表でした!
講義後のレポートからも、状況分析と戦略を持ち、実行に移せたことが勝因だったようです。
おめでとうございます!
次回は、8月3日(土曜日)の坂本講師(人間力経営株式会社 代表取締役)による「会社を経営するために~経営者として必要な視点~」です。