平日9:00〜17:00
activity-report 活動報告
2024.10.01 2024.10.10

フロンティアすみだ塾(第19期)第5回講義を実施しました!

令和6年9月7日(土)に、フロンティアすみだ塾(第19期)第5回講義を実施しました。

講師に、株式会社日本総合研究所 調査部 主席研究員の 藻谷 浩介 様をお迎えし、「社会経済の実態と中小企業の対応戦略を学ぶ」というテーマのもと、演習プログラムを交えながら、日本経済の変遷とこれからの中小企業が進むべき方向性について、ご講義いただきました。

今回の活動報告も、すみだ次世代経営研究協議会 副会長
15期生の株式会社ショコラティエ川路の川路がお送りいたします。

藻谷先生の講義は、”目が覚める”
まさにこの言葉がぴったりの講義です。

「人間は、イメージで判断していることが多い」

みんなが言っていることに引っ張られて、昔(過去)に引きずられて、
昭和どころか平成も終わった世の中はすっかり変わりました。

「昭和の価値観で判断しない。令和の価値観に変化しないといけない。」
と先生はおっしゃいます。

イメージは無視し、単純明快な数字から複雑な分析ではなく、小学校の計算で事実を確認し、一呼吸おいて解釈をする。

講義では、様々な角度から今の日本の実際のデータを分析します。

クイズ形式で確認するのですが、現役時は一つも当てられず、イメージだけで物事を見ている自分を実感しました。

そして、講義ではその事実から会社の経営指針を見出すブレスト力を鍛えるために、サバイバルゲームを通じてブレストの落とし穴を体験します。

修了生を交えての交渉力を鍛えるワークでは、本当のwin-winとは何なのかが数字で非常に分かりやすく実感できます。
現役生の製造業の後継者の方は、自分の仕事の当たり前や習慣、価値観についても考えなければいけないことに気が付いたと言っていました。

5時間にも及ぶ講義ですが、本当にあっという間の講義です。

修了生も多く参加し、データを確認したり、藻谷先生の厳しいお言葉に目が覚めたり、本当に素晴らしい講義です。

現役生のレポートからは、

「講義を通じて、事実と解釈を混同せず、冷静に状況を分析することの重要性が強く印象付けられました。」

「一番驚いたのは人口の話です。ニュースでは連日、日本の少子高齢化や、年金問題、出生率低下など、日本のネガティブな側面しか取りざたされない。したがって、自分の頭には「日本がやばい」という考えでいっぱいになってしまっていた。」

「第5回の講義に関して最も印象的だったのは、冒頭に出てきた「皆さんの日本に対する常識は20年ズレている」でした。」

「“イメージ”は無視して“数字”からと最初の説明があり、いざ(講義中に講師から出題される経済)問題を答えてみると、いかに自分のイメージで解釈していて事実を分かっていなかったか気付かされた。」

「(サバイバルゲームを通じて、)多数の意見に重要視すべき意見が隠されてしまう怖さを学べた。終わってしまえば確かにと感じたが、無意識に多数決というルールが正しい、意見が片寄った方に行けば間違いないなどといった行動を取っていた為、洗脳から解かれた感覚だった。これらを通じてディベートの重要性を得た。」

と、現役生の目も覚めたようです!

藻谷先生、講義にご参加いただきました修了生の皆様、誠にありがとうございました。

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