フロンティアすみだ塾(第19期)第6回講義「福島県いわき市合宿」を実施しました!
第6回目の講義は、10月4日(金)・5日(土)の1泊2日の福島県いわき市での合宿でした。
同じ関塾の兄弟塾である、いわき次世代経営者塾の皆様との交流や塾生の企業訪問を実施しました。
今回もフロンティアすみだ塾15期生 すみだ次世代経営研究協議会 副会長の
株式会社ショコラティエ川路の川路が活動報告をさせていただきます。
みんなで上野駅を午前8時に出発し特急に乗り、いわき市に到着後、最初に
いわき市産業振興部産業チャレンジ課の荒木課長から、いわき市の産業について講義をしていただきました。
「いわきの産業復興の歴史と展望」
「石炭産業の衰退と東日本大震災を超えて」
「風力・水素・バッテリーの再生エネルギー」
「エネルギーと共に生きてきた街」
いわきの産業集積の未来を創造し、事業者と伴走して実行してきた歴史を拝見して、荒木課長のいわき市を想う気持ちと、それに応える皆さんの活躍と結果は、移住したいくらい感銘を受けました。
午後は、2社の企業を訪問しました。
1社目は、精密小型歯車およびタイミングプーリの試作加工を得意とする、株式会社アラオカです。
代表取締役の荒岡社長から会社の概要をお伺いし、工場見学をさせていただきました。
2社目は、未活用資源の再資源化バイオマスプラスチック製造や廃食用油の再生燃料化等を行う、トラスト企画株式会社です。
代表取締役の椎名様から会社の概要や取組みをお聞きし、世の中にまだない新たな商品を生み出すための「捨てるを活かす」を合言葉に商品開発をする現場を見学させていただきました。
荒岡社長も椎名社長も、お話がとても上手で、フロンティアすみだ塾の現役生(19期生)の前のめりの姿勢がとても印象的でした!
2社の工場や現場を見学し、職種の近い現役生も、そうでない異業種の現役生も案内してくださる社員様に多くの質問をしており、社員様もとても丁寧に答えていただきました。
19期生は、これまでの講義でも積極的に手を挙げ、気になる点や分からない点などを講師の方に質問するという、講師にとってとてもやりがいのある塾生です。
今回の企業訪問でも、異業種だとしても、取組み、理念や創意工夫に感動している姿が見られました。
私から見ても、フロンティアすみだ塾をとても楽しんでいるという印象を受けました。
話が盛り上がりすぎて、バスの出発時間を過ぎてしまうなど、充実した企業訪問となりました。
1日目の最後の懇親会では、我らの國分会長から乾杯の挨拶がありました。挨拶では、関先生から伺った「近くの異業種、遠くの同業」のお話や、会長が現役生の時に合宿で訪れた鹿児島で出会った方と今でも飲みに行き、お仕事も一緒にしているというお話、そして、「今日は、いわき次世代経営者塾の皆様とフロンティアすみだ塾19期生のこれから続くご縁の最初の夜である。」というとても感動的なお話がありました。
2025年2月1日(土)には、「明日のすみだを拓く大交流会」が開催されます。
大交流会では19期生が、いわきの皆様をおもてなしする立場になります。
私が現役生の時、たった1回会ったことのある遠くに住む人と、こんなにも大きな縁になるとは思ってもいなかったですが、今ではマブダチです。不思議です。
(お会いするのが1回ではなく、その後も大交流会などで1年に1回会う機会があるからですが。)
フロンティアすみだ塾の良いところは、墨田区内でどこかの会合に参加した時に、絶対に1人以上のフロンティアすみだ塾のOB・OGがいることです。
知り合いの少ない会合やセミナーなどのアウェーな場所に行った時、知っている方がいればホッとする気持ちのイメージがつくと思います。
大交流会でも、知っている合宿先の人がいるとホッとします。1回目に会った時は、そこまで話はしなかったけれど、2回目に出会った時に、親密度は高まります。
フロンティアすみだ塾は、そのようなきっかけをたくさん作ってくれる場所でもあります。
2日目は、関先生の講義と、フロンティアすみだ塾の現役生といわき次世代経営者塾の塾生によるグループディスカッションを行いました。
グループディスカッションは、「お互いの技術・サービスを活かしたシナジーある事業を考える」というテーマで、各塾の塾生が一緒になって考え、事業を発表しました。
そして、最後に今回の合宿の総括として、関先生がおっしゃっていたこと。
「お互いを知ることが大事。赤裸々になることが大事。相手を知ること。知ってもらうことは知り合いになる。自分のことを知ってくれる。自分の会社のこと。頑張っていること。」
フロンティアすみだ塾では、そのような話をしていますし、修了生は、現役生のそんな話を聞きたいと思っています。
今回の現役生の合宿のレポートでは、
「先代の運営方法をうまく活かしながらも変革を起こし、新しい取り組みを形にされていて、ビジョンもあり、一歩ずつ確実に邁進されている姿を見て、様々な事を学ばせて頂きました。懇親会でも私の置かれている環境とこれからの行動について相談にも乗って頂き、社に戻りさっそく実行する事ができました。新鮮で思考が広がった気がしております。いわき次世代経営社塾の方々とは今後も交流を深めて行きたく思います。」
「私たちの地元である墨田区でも、自社製品と異業種とのコラボレーションが可能ではないかと考えさせられる貴重な機会となりました。」
「訪問を通じて得た知識は、自社のビジネスにとって非常に価値のあるものだった。リサイクル企業の経験からは持続可能な経営の重要性を学んだ。特に、リサイクルの取組みが必ずしも利益につながらないという現実を理解し、今後の経営戦略においては、経済的視点も考慮する必要があると感じた。」
「地域も業種も違うメンバー同士が話合いをする中で、できることが段々と見えてくるのが新鮮な経験でした。自分一人では全然思い浮かばないことも、人が集まって話し合うと、他の人の意見に刺激されていいアイデアが浮かぶこともあるということを感じられる時間でした。異業種の方と交流するだけでも、たくさんの知見を得ることができると改めて感じました。」
など、今回も充実した講義だったようです。
現役生の皆様、来年の合宿はぜひオブザーバーとしての参加をお待ちしております!!!
そして、フロンティアすみだ塾事務局の皆様、準備から調整まで本当に大変だったと思います。
いつもありがとうございます。
次回は墨田区の企業訪問に行ってまいります!!