フロンティアすみだ塾(第20期)第4回講義「会社を経営するために~経営者として必要な視点~」を実施しました!

2025年8月2日(土)、フロンティアすみだ塾20期の第4回講義が、墨田区役所で行われました。
今回の活動報告も、すみだ次世代経営研究協議会 会長 15期生、株式会社ショコラティエ川路の川路さとみがお届けします
第4回のテーマは、「会社を経営するために~経営者として必要な視点~」。講師は、人間力経営株式会社 代表取締役の坂本篤彦先生です。フロンティアすみだ塾が、他の経営セミナーと少し違うのは、能力やノウハウの習得だけでなく、経営者として“どう在るか”、つまり人としてのあり方=人間力に重きを置いているところだと思います。
今回の講義も、「自分と向き合う」という時間になりました。「あなたはなぜ今の会社を(創業を)選び、何を大切にして働いているのか?」日々の忙しさのなかでつい後回しになってしまいがちな問いに、じっくり向き合うことができるのが、坂本先生の講義の魅力です。Googleの採用基準にも「Good Natured Person(性格のよい人)」という言葉がありますが、どんなに優秀でも、「一緒に働きたい」と思ってもらえる人であることの大切さ。その価値に、あらためて気づかされる時間でもありました。
SWOT分析のワークでは、自社の強み・弱み・機会・脅威を言語化しながら、今の自分や会社を見つめ直す機会に。「SWOT分析は経営者として一生続けていくワーク!」と思いながら、答えが毎年少しずつ変わっていくことを、変化を楽しんでやっています。この塾では、「知っていた」ことよりも、「やってみた」「気づいた」「見つめ直した」ことが、大きな意味を持ちます。
坂本先生の講義は、私にとっても毎年、自分の軸を整えるような時間です。講義に参加することで、少し立ち止まって、自分のことばで「今の自分」を書きとめるようにしています。取材などでよく聞かれる「なぜこの仕事を選んだのですか?」という問いにも、おそらく正解は一つではなく、立場や環境によって自然と答えが変わっていくからこそ、こうして定期的に自分自身と向き合う時間が持てることは、とてもありがたいことだと感じています。
現役20期生の皆さんも、それぞれの言葉で、自分の想いを伝えようとしていらっしゃいました。スラスラと言葉が出てこなくて、もどかしさを感じた方もいたかもしれません。でも、そんなふうに悩んだり、戸惑ったりする時間こそが、自分自身と向き合っていることなのだと思います。また、今回も多くの修了生にご参加いただき、懇親会では現役生をあたたかく支えてくださいました。いつも、ありがとうございます。
次回は、藻谷先生による「社会経済の実態と中小企業の対応戦略を学ぶ」講義です。どんな気づきや出会いが待っているのか、今からとても楽しみです!